12/21　ゆりかごデイサービスにて福祉有償運送運転者講習を開催しました。

年末の忙しい時期にもかかわらず、定員を超える多数のお申し込みをいただきました。

ありがとうございました。

さて、12/19に茨城県長寿福祉課介護保険室のホームページが更新され、その中に茨城県警察からの注意喚起がありました。

今年は8月に水戸市内、12月に稲敷市内にて、介護送迎中の死亡事故が発生しております。

我々が講習で対象にしている方は、訪問介護業務に携わる方が中心です。

訪問介護は基本的に1対1のサービスです。交通事故での被害も運転手含め、約2名まで…ただ、乗降の回数は多いので当然、運転者講習のような安全運転に関する講習は必要です。

しかし、施設サービスの送迎はどうでしょうか？

デイサービス、ショートステイ、介護保険施設でのイベントや通院の外出など、移送に携わる方はたくさんいるはずですが、このような講習を受けている事業所は少ないのではないでしょうか。訪問介護で通院などの移送サービスを提供しているところは講習が義務であるため、受講されています。受講者の声からは、「今まで普通に運転していたが、改めて人を乗せる怖さを知った」「運転に対する意識を変えなくてはいけないと感じた」「運転中の見るということの大切さを感じた」などいただいており、今までの運転の意識ではいけない…と感じる方も多いようでした。施設従事者の方は、義務ではありませんので受けなくても良いですが、1台に対して数人、大きい車なら5人以上乗車させたりすることもあると思います。たくさんの命を預るわけですから、ぜひ安全運転について考え直す機会をつくっていただきたいと感じます。

事故は起こしたくて起こす人はいません。

不特定多数の方が、一つの道路を共有するわけです。自分が気をつけることはもちろん、相手の挙動に合わせて事故を回避するという技術も身につけていただきたいと感じます。

年末、周りが忙しくなってきますが、皆様の交通事故にはくれぐれもご注意下さい。

受講いただいた方、本当にありがとうございました。