今月のレセプト業務機関は忙しかったデス・・・
8/8までに
6年毎の介護保険上での指定更新、
2年毎の道路運送法上の登録更新、
1年毎の情報公表制度の実地調査、
これが一気に来たので、訪問介護の社員は大忙しでした…
普段、レセプト業務だけでもギリギリなのに、やればできるもんだと思いました。
書類などはある程度揃っているので、大丈夫ですが、どうせやるなら、質の高いもの、より良いもの、完璧なものを求めてしまうもので、細部まで細かい入念なチェックを入れていきました。
不備は無いと思いますが、もう提出してしまったので、とりあえずホッとしています。
まぁ、指定更新や登録更新が必要なのはわかります。
しかし、この情報公表制度というのは、必要性がさっぱりわかりません。
どのような人が、どのくらい、この情報を活用し、事業所選択をしているでしょうか?
例えば、訪問介護に求められる項目に、「○○についてのマニュアルがありますか?」という項目がありますが、実地調査に来る方は、このマニュアルの内容の質は問わないし、評価も一切しないのです。
事業所側で、「うちはこれがマニュアルです。」と言い切ってしまえば、それがマニュアルになるのです。
教科書のコピーを3枚くらいとって、ホッチキスでとめて、○○マニュアル完成!
インターネット上で、適当にそれらしい情報をコピペして、○○マニュアル完成!
それも面倒くさいので市販のものを買ってきて完成!
これでいいんですか?
事業所によっては、確かにマニュアルらしいものはあるけど、これは自分たちで納得のいく内容ではないから、あえて「○○のマニュアルはありません。」というところもあると思います。
どちらが良い事業所に見えますか?
インターネット上では、○○マニュアルがあるという確認事項に対し、ある・ないの2択のみです。
この確認事項に○か×をつけるその事業所の判断基準は反映されません。形だけの情報公表に何の意味があるでしょうか?
利用者も正直です。この情報を活用する人はほとんどいないでしょう。それがこの制度に対する評価であり、答えです。
事業所は、毎年、毎年、少ない介護報酬の中から、調査費用としてそれを強制的に支払うわけです。
せっかくできた制度です。みんなが活用する価値があると思えるように制度を育てなくてはなりません。
このままでは、自分が利用者になる時代に、この制度は絶対使いません。
私の意見としては、ぜひ調査員に評価させてほしいと思います。
調査員によりばらつきがでる、という予測は当たり前ですが、では、その調査員のレベル、ハードルを高くしていけばよいのです。
相当レベルの高い調査員であれば、個人差は出ても、最低ラインは超えているでしょうから、その評価が加わった上での、調査項目に対する回答は非常に信頼性が高いものとなるはずです。
そのレベルの調査員にすると調査員の人数が足りないというなら、毎年ではなく、3年毎とかにすれば良いのです。そして、改善して再度評価してもらいたい、3年後まで待てないという事業所は、申請方式にして、申請があったところは再調査という形にすれば良いのです。
評価して、事業所側では○と思っていても、調査員の評価では×であったなど、そのような比較ができるようにしてみるとか、○と思っていたものが×の評価を受けた事業所に調査員が改善のアドバイスを行うほうが、よっぽど全体の質を高める良い方法ではないかと考えます。
このやり方であれば、調査を受ける方も必死にがんばり、調査する方も、必死になると思います。
訪問介護は、今年で3年目、調査も3回目です。
毎年、変化の無い、この制度に取られる事務時間とその労力には、なんの成果もやりがいも感じません。
この考え方や評価は、実はこの制度の開始前から予想されていて、結局、そのとおりとなっているのです。せめて毎年なにかの変化があればいいのですが…
来年、調査を受けるときは、もっと良い制度に成長していることを願っています。
とりあえず、社員の皆様、お疲れ様でした。私もこの不満を公表して、しばし休憩します(笑)
明日は千葉県松戸市へ出張講習です。
ゆりかごもついに千葉県デビューです!(笑)
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