年末年始にかけて、当事業所のご利用者様で独居生活を行っていた方が立て続けに、お亡くなりになりました。
そして発見された場所が偶然にも全て浴室だったそうです。
室温変化に伴うものなのかわかりませんが、やはり浴室での事故は多いんだと痛感しました。
独居の方なので、発見までには時間が経っており、本当に切なく、悲しい気持ちで一杯です。
今、地域住民の力というものが大切ではないでしょうか。
雨戸が1日閉まりっぱなしだけど…など小さな変化に気付き、早く対応できるのも、ご近所さんならではだと思います。
昔と違って、今は近所との交流も希薄なものになりつつあると思いますが、核家族化がすすみ、少子高齢化の波が勢い良くせまり、歯止めが利かないこの時代に、孤独な死を少しでも無くす為には、日頃から近所の方との交流を持ち、いざという時に支えあえる関係を築いておいても損はないはずです。
ヘルパーなどの社会資源にも限界があります。
今一度、地域福祉を見直す時期ではないでしょうか。
ついつい、介護保険制度のことばかりに目を奪われがちですが、制度よりも、まずご近所さんのコミュニティ基盤の確立が急務であり、それに対して我々専門職がどこまで貢献できるか。
ソーシャルアクションも一つですが、社会資源導入前のインテーク段階で、緊急連絡先の確認のときに、できればご近所さんの情報など分かっているといいな、と思います。
私達のCSRでもあるので、これからも地域に密着したサービスを展開しながら、いろいろな形で提案、協力、援助をしていきます。