改正介護保険法が成立!

株式会社ゆりかご ホームヘルプ 介護保険制度

いやぁ、ついに6/15本日、平成24年4月施行予定の介護保険法改正案が参議院本会議で可決されましたね。

さて、改めて概要を見つめて、今後どうすればいいのかな?と考えてみます。

概要はこちら

日常生活圏域という名ばかりしか機能していない部分での機能強化については、やはり窓口センターの役割をしっかり位置づけていくんでしょうか。でもこれができるととても良いです。
例えば我々の水戸市においても、街中心部の交通インフラと、我々の会社のある水戸市北部の交通インフラでは、圧倒的な差があり、高齢者にとっては車が無いと非常に不便な状況。ここで、同じ保険者でも、日常生活圏域別に、勘案された介護サービスが提供できる体制が整う、すなわち窓口センターや事業所が高い倫理観を持った状態で、法律の目的を理解し、地域の実情に合わせたサービスを判断できる人材が育つことが大切だと思います。

僕自身は、介護・保健・医療の連携というところで、徹底的に相手を理解してみたいという意思で現在、看護学生として学ぶ機会を頂いているのだが、学んだ事を存分に発揮し、真の相互協力、相互理解への働きかけを地域に行っていきたいと思う次第です。

「24時間対応の定期巡回・随時対応型サービスや複合型サービス」については、創設と言われても実際に行っている事業所もあるし、行っている事業所が需要に追い付いていない現状が水戸市にはあると思います。だから、介護報酬なり、基準なり、運営できる基準と報酬があれば、もう少し手を挙げる事業所も増えると思うんです。実際、地域密着型の夜間訪問介護ははっきりいって、失敗でしょう。オペレーションセンターを設置なんて、訳のわからん基準を設けるから誰もやりたがらない。やるだけのメリットを感じる報酬でも無い。無理やり市町村で作っておいて、設置数は増えていますと国は一生懸命伝えて、成功をアピールしているが現場では皆さんきっとわかっているはず。。。

介護福祉士に重点を置くという効果もわからなくはないけれど、結局資格が大切なのではなく、人間性が大切。資格は6割以上点数を取れれば合格できる基準。現場で4割間違えた事をしていたら、とんでもないことになるわけで、ヘルパー2級所持者でも、よっぽど優秀な方はたくさんいる。医療行為は別だが、介護行為は昔から誰でも行ってきたわけで、そこに心があるか、慈しむ気持ちがあるか、観察力はあるかが大切であり、資格にこだわっても仕方が無い。質を上げるのは、事業所の努力、ヘルパーの個人の努力がなくてはだめ。

ヘルパー協議会あたりに委託事業として、ヘルパー質底上げ研修(出張版)みたいなことで、出前で各事業所に夜間行って、ベテランが様々な講習を受けて、できていないヘルパーに教えるなどを年間最低何回は行う、何回以上行った事業所は一定の質の基準を満たした物として、報酬を上げるなどの方が、モチベーション上がると思います。

まぁ、改正される法案がどうであれ、目の前の利用者にベストを尽くすこと。

自分たちの事業所が地域のお手本となるような事業所、集団にするという気持ちをそれぞれの事業所が持つことで、介護業界の評価が上がって来るんだと思います。その点では、自分たちはまだまだ甘い。もっと基本的な事からしっかりとしていかなくてはという反省がたくさんあります。

将来の介護保険制度は自分たちの今の活動を真剣に行い、問題点を提起していくことで、現場から変えていかなくてはならない!そんな使命感で頑張りたいと思います。

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