(今回のブログは会社の考え方というわけではなく、ブログ著者のあくまで個人的な考え方であると、前置きしておきます。)
今日は、あえて会話調の文章で気持ちを表現してみようと思います。。。
独居のかたがいて、疾病的にも不安定な人がいますよね。
ヘルパーが時間通りに訪問したら、応答が無い。
この段階で、一気にぼくの頭の中は、いろいろなことを想定しフル回転する。
当然、その回転にあわせて、行動もやや焦りをともなうわけ。
これって異常なこと???
家族に連絡とれない。
ケアマネだったら、何か情報持っているかもとおもって、電話したら情報は入っていないらしい。確認しておきますとのこと。
「わかりました。じゃぁお疲れ様でした。。。」にはならないだろ???
やっぱり、心配なんだよ、こっちは。待っても連絡は来ないから、いろいろなところに電話していたら、その利用者さんは病院にいた。
どうやら、少し容体が良くなくて、いろいろ検査しているから帰りが遅くなっているという事が後でわかったんだが、病院の電話に出たスタッフの一言にキレた。。。
「あなたには何もお答えすることはありません。」
おいおい、なんでそんなこといわれなくちゃいけないんだ?
こっちは事業所名も個人名も名乗っている。当然、利用者との関係性も説明済みだ。病院側からはそれこそ関係ないだろうに、週何回訪問していて、どんなサービスやっているんだと聞いてくる。こちらも連携を図るつもりだから、当然答える。
病院からはどこにも連絡はされていない。まぁ、大きい病院だったら当たり前だろう。
定時訪問で不在だったわけで、もしかしたら家の中でなにかあったかもと、心配はつのり、一生懸命心当たりがあるところに電話して、やっと居場所が分かったら、当然、どんな具合かぐらいは聞きたくなる。しかも、普段なら帰っている時間に、まだ病院にいるという事は、いつもとは違うという事は自明だ。
それで結局言われた言葉が「お答えすることはない」。。。
連携ってなんだろう?
個人情報保護法がある。訪問介護の契約(弊社)では、医療福祉との連携を図り、積極的に情報を収集するという事に対して、利用者からのコンセンサスは得ているわけ。
まぁ、とはいえ電話だから、相手が嘘を言っているかもしれない。そこまで考えたとしても、「当院のプライバシーポリシーにより、お電話ではお答えできない事になっているんです」とか、言い方があるだろう。
ようは、何が言いたいかというと、独居の方であるという共通認識があって、そこにかかわる者同士が、連携を取ろうとしている相手に対して、社会的モラルのかけらもない対応を平然としてくるその無神経さに腹が立つわけ。
し、か、も、先に連絡を取ったケアマネさんは、確認しておくと言っておきながら、別になにそんなに焦ってんの?くらいな感じで応対される始末。
なんか心配したのがアホらしく思えてきて、最後にはこの感覚が間違っているという気がしている。
地域のコミュニティ能力が低下している今、フォーマルサービスの私達が、少しでも独居の彼らのセーフティネットの一助を担わなくてはならないんではなかろうか。当然ぼくらだけでは力不足だから地域福祉援助という働きを行っていくとか、独居や独居予備軍の世帯を守る事が大切だと思っている。きっと教科書やどっかの講義ではとても大切な事だと書いていると思うし、伝えられている。
しかし、介護と医療の連携の現実はこれだ。
ヒエラルキーの破壊無くして、連携はあり得ない。今回改めて、連携の難しさを実感。
いま、看護学校にいて、連携が大切という授業も受けている。今現場で働く医療従事者は、当然知っている事なんだろう。
この話は決して全ての医療従事者がそうだなんていわない。きちんとした対応をしてくれるところも実際ある。
しかし、ごく一部ってわけでもない。
この解決法って、むずかしい学問や理論、技術ではなく、「こころがけ」だと思う。
まぁ、今回の事にもめげずに、吠え続けていこう(´Д`)