水戸市高齢福祉課主催のCSW研修に参加してきました。

ホームヘルプ 介護保険制度 その他

さてさて、地域窓口センターから以前、ご連絡があり、水戸市高齢福祉課が主催するコミュニティソーシャルワーカー養成講座に出席してほしいと依頼を受けましたので、参加してきました。
この研修を通じて、支援拒否世帯へのアプローチなど、水戸市の地域性に即したマニュアルを作っていこうという主旨もあるようで、全10回の研修となってます。

講師は茨城大学生涯学習教育研究センター長谷川 幸介先生!
代表的な書籍は「町内会物語」であのビートたけしさんも絶賛した本とのこと。

はじめてお話を聞く機会を頂いたが、とても面白い!

今日の話題として、
1.人は独りでは生きられない
1)計画的早産
2)クーイング
2.適応と開発
3.社会化
4.社会は4つの縁でつくられる
5.社会は二つの世界でできている

今日は地域援助技術の総論的扱い。ただ難しめの話を淡々と聞くのかと思いきや、非常に興味深いお話から、雑学なども織り交ぜて、笑いが絶えない研修の中に、芯のとおったお話がある。

今まで聞いてきた研修や授業の中で、ベスト3に入ります。今後の展開にとても期待したい。(人生観を変える講義だったと個人的に思うのは、すでにご勇退されたと聞いていますが、日本福祉大学教授の田原 孝先生。)

生理学的にも人間は「関わり」の中で無くては生きていけない動物であり、進化の適応過程から人は12000年前に農耕という開発をはじめることになる。そして社会は作られていき、そのしくみは福祉の概念そのものである。その社会に順応していくことを学校では学力、地域では社会力、家庭では自己肯定力により、そのバランス関係の中で人は社会化していく。学力は正解は一つであり、引き算的思考過程をなすが、社会力では正解は一つではなく、足し算的思考となる。そしてその根底に流れるものをはぐくむ場所が過程であり、自己肯定力である。
その社会は血縁、職縁、地縁、友縁からなり、縁を失う仕組みとなった現状の日本を失ったとしても幸せになれる社会の仕組みを構築することが不可欠である。
さらに、社会の時間軸は「職」という平等に、後ろからながれてくる時間と、「役」という不平等に、前に流れていく時間がある。「職」は比べる世界、「役」はかけがえのない世界。人はこの二つの世界を行き来している。

と僕なりに要約しましたが、たくさんの笑いとユーモアで興味深く聞く事ができました。次回が楽しみな研修です。

このような素晴らしい研修を受ける機会をいただき、推薦していただいた地域窓口センターふたりしずかの渡邉様に、この場を借りて深く感謝申し上げます。

次回は地域分析とコミュニティカルテについて。とても楽しみです。

さて、余談ではありますが、この度、私は茨城県ホームヘルパー協議会から感謝状を頂きました。これからも、訪問介護を徹底的に極めていこうと、心新たにしました。

これまで頑張れたのも、関連事業所の皆さん、そして弊社職員のおかげだと心から思います。これからもゆりかごの訪問介護を唯一無二の事業所にしていこうと思います。

そして、これを機に、私はホームヘルパー協議会の理事から一旦はずれ、後任に弊社サービス提供責任者の栗林雄一氏を推薦させていただき、水戸支部長に任命されました。私も後方支援という形で、今後も関わっていこうと思いますが、ぜひ、宜しくお願い致します。

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