夏休みが終わり、学校生活にようやく慣れてきた今日この頃。
放課後等デイサービスでは、こどもたちが豊かな日常生活を送るためソーシャルスキルトレーニング(略してSST)を行なっています。
今回は、テーマがふたつ。
小学生向けに「どっちがかっこいい?」
と、
中・高生には「こんなとき、どうする?」
です。
まずは、ゆりかご☆キッズでの様子です。
机に「ひじをついて座る」「ひじをついて座らない」どっちがかっこいい?
という問いに「んー、こっちがかっこいい!」と各々答えてくれます。
他にも、「うがいをする時は洗面所を綺麗に」や「せすじをのばして立つ」などを出題しました。
基本的な動作を切り取って「どっちがかっこいいか」と問うことによって、日頃の自分を客観的に見て正しい選択をできるように導いていきます。
続いて、ゆりかご☆ドリームでの様子です。
どちらかではなく、「こんなとき、どうする?」というオープンクエスチョンでの出題です。
「もし、デパートで迷子になったらどうする?」の問いに、
「迷子センターへいきます!」という模範回答や🤣
「お母さん探します!」「店員さんにききます!」など、回答に個性が出ます。
その中でひとつ、
「自分の失言でお友達が笑った時、どうする?」という質問がありました。
「早く謝りたい!」など回答が出る中で、
「うるさい!って言ってやりたい。」との回答がでました。
素直な感情をそのまま出してくれたなぁ、と感じました。
確かに笑われたときはついついカッとなってしまいます。
この問題では「ひとまず自分のあやまちを認めて謝り、その上で自分が嫌なきもちになったと伝えようね。」と、みんなの答えを作りました。
その他、困ったことがあったら必ず周りの大人のひとを頼ろうね、と統括しました。
困ったとき、自分の感情をうまく出すことができず、抱え込んでしまいがちな子どもたち。
どうかソーシャルスキルトレーニングを通じて少しでも生きやすい環境をつくっていけますように。
放課後等デイサービス 李 潤和