緩和ケア病棟に入院中の方から、娘が交際してる相手が挨拶したいって言うんだ。病院に相談したら、コロナで面会はできないが、外出して、そこで会うならいいって。
ゆりかごさんなら何とかしてくれると思ってね。何とかしてくれるかなぁ。
そんな時のHappiness Of Life プロジェクト!すぐにチーム発足!計画実行!となりました。
今回のメンバーは、看護師 坂井、事務局 李、ケアマネ 小野です。
プロジェクト前日夜遅くに、奥様からメール。
「遅くにすみません。緩和ケア病棟に入院してから、痛い痛いって言って、痛みを和らげる薬投与でいつも寝てばっかりで…。でも、このプロジェクトを実行するよ!ってなった1週間。こんなにお父さんが嬉しそうに、病気のこと以外のことを考えて、時間が経つのを早く早くって思った事はありませんでした。毎日看護師さんともお話をしているみたいです。お父さんが、ゆりかごさんに頼めば大丈夫って。無理言ってすみません。明日よろしくお願いします。」
病院にお迎えに行くと緩和ケア病棟ナースが笑顔でお見送り。病棟としても、こんなに嬉しい話題ないと。
初顔合わせのお店でご丁寧に私たちをお相手の方に紹介してくれました。ゆりかごさんにはすごくよくしてもらってるんだよって。
終始穏やかに家族で食事会。私たちサポーターは少し離れたところで、祝福を送りました。事あるごとに私たちに優しい眼差しを送ってくださり、笑顔で返すと、また家族との時間。言葉はなくても、よかったよー。よかったねー。と心が通う。
帰りの車で、
小野さん。生きてると良いことあるな。って。
そうですね。その言葉は知ってるけど、身をもって感じましたね。ここにきて、すごいスペシャルなgiftですよね!って伝えると、
そうだなぁ。まさか、ここにきて、こんな幸せがあるとは思わなかったよって。
闘病生活にもHappiness!はある。
最後に印象的だったのは…
何度も何度も、娘のことをよろしく頼みますという父親の姿。誰かに大切なものを委ねることができる安堵感。じーんときてしまいました。