2/26 土浦にて、高齢者虐待防止フォーラムに行ってきました。
日本大学客員教授 田中 荘司様の講演や、パネルディスカッションなどが行われ、会場はかなり熱い議論となってました。
チームアプローチをしっかりと行う事。
やはり連携し、一人(一事業所)で抱え込まないことが大切なようです。
インターベーション(介入時)の難しさも議題となり、これだ!という解決策は無いものの、慎重に行っていかねばと感じます。
無意識のうちに、専門職として価値観を利用者に押し付けるということがあり、根気強く話し合いを続けて、利用者やその家族が納得のいく様に話していくしか無いんですよね。
高齢者虐待防止法についてのことなども非常に勉強になりました。
通報から実際の行動までは24時間以内が望ましいといったスピードの大切さも感じました。
ちなみに高齢者虐待防止法自体には、虐待をしたものに対する罰則規定がないそうです。
被害者だけでなく、養護者を守るという観点ももっているんだそうです。
虐待になるその背景となる事象は確かに単純に虐待をする人の人格の問題だけではないでしょう。
虐待したくてしている人は少ないはず、ストレスなどメンタルヘルスや専門職のアプローチによってかなりの未然防止ができるのではと今回の研修を聞いていて感じました。だからこそ、気付きと行動力、スピードが重要です。
そして何より、介護従事者のモラルも問われる所かとも感じます。
虐待は、潜在化しやすいものです。
訪問介護という仕事は仕事の特性上、誰よりも早く気付ける可能性があります。
訪問介護従事者こそ、高齢者虐待防止法について、しっかり熟知しておく事が大切だと思いました。
今後も、自分たちで考えて、勉強していこうと思います。